安曇野イシカワヘアーズでは、T2炭酸泉システムを導入しています。
シャンプー台のシャワーホースから温かい炭酸のお湯が出てきます。
T2システムで作られる炭酸泉は血行促進効果が期待され、お肌の健康にとても優れていて、その他にも髪や肌のPhバランスを整える働きがあります。
炭酸泉は弱酸性なので、肌のPhに近いため、サラサラな髪やシットリとした肌にしてくれます。
肌や髪はアミノ酸で構成されていて、20種類のアミノ酸が人のタンパク質をつくりあげています。
アミノ酸のPhの平均の数値を等電点といい、Ph5.5前後で、この等電点付近がタンパク質がいちばん安定する付近になります。
水のPhは地域によって異なりますがだいたいPh7で、安曇野市の水は、平均してPh6.4のようです。
T2炭酸泉システムの炭酸泉はPh4.5から4.8で素早く肌を等電点に持っていくことができます。
日本の温泉法では、1リットルのお湯に炭酸ガスが0.25g以上(250ppm)溶けたものが炭酸泉と定義されていて、その中でも1000ppm以上のみのを高濃度炭酸泉といい、高ければ高いほど効果を発揮すると言われています。
T2炭酸泉システムの炭酸泉は、39℃のお湯でPh4.7くらいですので、炭酸の濃度は980ppmくらいです。
炭酸ガスは、お湯の温度を下げたり圧をかけることで濃度が増してPhが下がりますが、1気圧で980ppmであればじゅうぶん効果が得られます。
髪のキューティクルや角質が整い、髪や肌の面が滑らかになり適正な水分保持ができることでサラサラシットリになるということです。
血液中の赤血球にはヘモグロビンというタンパク質があり、このヘモグロビンは全身の細胞に酸素を送る役割があります。
肺で取り込まれた酸素をヘモグロビンが全身の細胞に届け活性化させます。
このヘモグロビンが酸素を渡す時に必要なのが二酸化炭素で、ヘモグロビンから酸素が切り離される作用をボーア効果と言い、炭酸がその効果を高める働きをします。
簡単にいうと、炭酸(二酸化炭素)をお肌にのせると一時的に酸欠状態になり、血液中のヘモグロビンがそれを回避するために酸素を送り込み、酸素を必要としているところで切り離し、酸素が行き渡りお肌が活性化されるということです。
炭酸といえばシュワシュワぷくぷく出てる泡が想像されますが、実際はあのシュワシュワは飽和しきれなかった二酸化炭素(炭酸ガス)で、水の中に溶け込んでいる状態が炭酸なのです。
できるだけ二酸化炭素(炭酸ガス)のぷくぷくが出ないようにすることが、お肌についた時に効果を発揮してくれます。
そこで、炭酸泉をジェル状にして炭酸ガスが抜けにくい状態にし、流れ落ちにくくすることで部分的な箇所に効果的に炭酸泉を使用することがでるのです。
ヘッドスパのような頭皮のケアにも炭酸泉を活用しています。
抜け毛や白髪の予防には血行促進が効果的と言われていますから、炭酸ジェルとマッサージの合わせ技が抜群だと考えています。
余談ですが、育毛剤の成分を見るとほとんどが血行促進のものが入っているので、とにかく頭皮のケアは血行を促進させておくことが大事ですね。